林哲夫さん in 雑司が谷

11時半ごろ腰をグルグルまわす運動をしてから自転車で雑司が谷古書往来座へ到着。店に入ると、そこに林哲夫さんがいた。先日、武藤と行った展覧会(http://sumus.exblog.jp/13291665/)、明日トークショーがあるのでそれにあわせて京都から上京されたのである。ひさしぶりです。ある本をプレゼントしたらポストカードをいただいた。うれしい。さすがというか、わめぞ民は時間になっても来ない。武藤が来て、瀬戸君は「先行っててください〜」とのことなので、近くのうどん屋「硯家」へ行く。瀬戸君も合流。初対面の瀬戸君、あきらかに動きが不審。しかも武藤が「あっ、せんと君です」と微妙に紹介(今日も寝ぐせがサリーパパ風で、角の折れたせんと君のようだった)。京都の話、林さんが描いた本の絵を武藤が描くと背文字がでかくて林さんなら9冊描けるところ武藤だと同じ幅でも2、3冊しか描けないとか話す(ひどい話だが・・・)。


ひぐらし文庫へ向かう。林さんがいるのにいつもながらの適当な話ばかりで、原田さんが「取材なのでオシャレに見える入口にするのどうしたらいいかしら〜」と聞くと瀬戸君が「前をベンツが通るの待つとかどうですかねぇ(ベンツはオシャレじゃないと思う)」とか「あと向井さんを〜」と言うと武藤が「向井って言葉自体がオシャレじゃねぇじゃねぇかよ」という。ひどいよ!!


歩いて旅猫雑貨店のある弦巻通り。旅猫はまだ開いていないので、赤丸ベーカリーでラスクを買ってみんなで食い、鉄板焼き煎餅の小倉屋さんで林さんにお土産の「焼きおにぎり味」を武藤がプレゼント。その先の三角寛旧邸を使った料亭「寛」の前(さりげなく瀬戸君が三上寛と言い間違え)。林さんに奢ってくださいというも「画廊で展示中の40万の絵買ってくれたら奢るよ、一番安い松花堂弁当を」とブラック発言。


途中、雑司が谷旧宣教師館へ寄る。豊島区内で最も古い近代木造洋風建築とか。自分も実は中に入るのは初めて。風通しが良くて気持いい。足踏みオルガン弾いてみたり。ここで王子が合流。ブックオフの袋がまぶしいぜ。


そのまま雑司が谷霊園へ。漱石からはじまり、夢二、塊多、青児などの墓を見る。霊園のど真ん中に上半身裸のおじさんがいてラジオを聴いている。怖い。たまに話していると林さんが「お前ら呪われるぞ」と発言。いつも通りですから。


鬼子母神まで戻ってきてキアズマ珈琲。どうでもいい話ばかりで、武藤が「『ちくま』と『ちくび』似てるよね」とか林さん相手でもまったく容赦しない発言連発。きっちり受け止める林さんもさすが。


この後用事があり、東池袋から地下鉄に乗る林さんを都電で見送る。武藤がお母さんのように「金用意してるの?」「先に入れるんだよ」「降りるとこでボタン押すんだよ」とアドバイスしていて微笑ましい。そしてなぜか出征兵士のように万歳三唱で見送られる林さん。いろいろすみませんでした。解散して店に戻ってきた。


閉店後、19:30からBIGBOX古書感謝市の全体会議。そんなに大変な話じゃないと思うのだが、大激論(てほどでもないか)。けっこう時間がかかった。


近代ナリコさんと海月書林市川慎子さんの往復書簡集『ふたりの本棚』(出版芸術社)を送っていただきました。二人のやり取りを通じて四季を感じることができ、下に表示されている注釈も面白いです。ステキなやりとりなのか・・・と思いパラパラ読んでみると、結構ガチな感じもします(笑)でもそうこなくちゃ。

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