いこいが来たりて傘をさす

朝一で『WiLL』原稿を入稿。その後伝票書きはじめる。今日は大物(10冊ぐらい注文の方のもの)から。先ほど、地方から売却希望の本が20箱届いた。親父が値踏みしながら整理しているので(なんかこれだけは好きなんだな、親父は)自分で伝票書いて、そのまま梱包まで。午前中、急いでやったつもりだが、8個だけ。木田元「マッハとニーチェ」、「ヒトラー強盗美術館」、稲垣真美「もうひとつの反戦譜 戦争中の落書・替え歌にみる」などが注文伸びてきた。伸びても1冊しかないんだけども。


午後も同じ。葉書がドッサリ届く。面白いんだけど、FAX注文の人はFAX注文の人と、メールの人はメールの人と、葉書の人は葉書の人と注文が重なるんだね、これが。年齢層が近いとかいろいろあるのかもしれないけど、なんか面白いよねぇ。


6時半に店を出る。今日はBIGBOXの最終日。搬出手伝い。棚を見たら、ダブリ注文の本を見つけた。さっきFAXで注文来てたな。出品者に「持って帰るよりいいっしょ」と脅して半額でゲット(君はチンピラか?)。会場前でボーッとしてると、我らがいこいさんが登場。あれ、なぜか傘を持って登場。「どうしたんすか?」「いやさ、急に暗くなったから雨降るかと思ってさぁ、あれ、ただ夜になっただけか、そうか! なんだぁ」ありえない面白さだよ!!


鶴本さんの縛りを手伝い、机などを地下にしまう。1時間ほどで終了。解散。暑いときには嫌な仕事だよ、ホント。帰り、芳林堂書店の入ったビルの地下、とんかつ屋の「とん久」で食事。昨日の晩鮭亭さんの日記で出てきて(http://d.hatena.ne.jp/vanjacketei/20050828)食べたくなっちゃったの。竹ロース定食1150円。安くないけど、ここは満足度高いから。とん汁には七味をかける。七味といっても、海苔の配合が多く、辛くないのでたっぷり入れるといい。海苔の香りがふわっ、とたつ。山盛りのキャベツにはトマトドレッシングを。とんかつにたっぷりソースをかけ、その上からキャベツ、とんかつに白胡麻ガリガリとすってたっぷりかける。ふた切れだけ、大根おろしをからめていただく。ごはん、キャベツをおかわりして大満足でござる。ていうか食いすぎた、仕事やる気が飛んでいく! ランチは980円でお得です。


店に戻り荷造り続き。忙しいのも明日いっぱい、かな。9月のBIGBOXの準備もそろそろしたいし。『未来』は書く気が下りてこないし・・・。早く書かねばならないのだが。そうそう、昨日帰ってから一気に「きょうの猫村さん」を読了。これはいいね。人間の言葉を話す猫が家政婦になって働くのだ(書いてみると凄い設定だ)。言葉も思考も完全に人間なのだが、行動は猫というステキワールド(初仕事前夜は興奮してダンボールで爪とぎ)。普通に読んでいけるのだが、絶妙に、このありえない世界観に完全に同化させないところがあり、この漫画の世界観自体が「猫的」なのだ。近寄りたいが飼い主みても逃げちゃうみたいな。早く続きを読みたい。猫村さんの「ネコムライス」食べたいよぉ。勢いあまって「イマイと申します。」も少し読んだ。架空請求業者の「シャバ僧が!」っての凄いなぁ。こんなセリフ「ビーバップ・ハイスクール」以来だよ、聞いたの。

きょうの猫村さん 1

きょうの猫村さん 1

【本日の向井脳内キーワード(説明無し)】
デリダ/そうはイカンザキ/「セカチュー」批判/9月12日