棚が入りましたよ

昼過ぎ、立石書店牛イチローから電話あり。ようやく大市(各市が年に一度行う市。いつもより最低価格が高い。約一週間かけて開催される)が終わり一段落したそうだ。牛先生はまだ経営員(市場で働く人をこう呼ぶ)なのだ。自分も同じ市場で働いていた時期があって、主任の時に牛先生は副主任として支えてくれたのである。で、もう新店舗に棚が入ったという。昼食休みに見に行くことに。


あら。メープルブックスさんの時と同じ空間とは思えません。棚が圧倒的に多いからですね。メープルさん、ゆったりだったから。ただ、思ったより通路が狭い。古本市の各店舗の位置を変更しないといけない。一箇所集中にはできないと判断。いろいろ考え直し。


車で来ているというので、毎度おなじみの落合〈おたる寿司〉。一皿105円。はぁ、幸せだなぁ。バブルのころには先輩がたに高級なお寿司にも連れて行ってもらったものだが(あっという間に2、3万取られるような)、当時を思い出しても、俺はこっちのほうがいいなぁ。リラックスして食べたいもん。身の丈で。牛先生にご馳走になる。先日、一緒に行った「ブ」で「なんかわからないけど高いんじゃねぇかなぁ、どうせ8000円ぐらいだから買っちゃえ」とか言ってた分厚い箱入り本数冊を市場に出したところ、4万円ぐらいになったそう。目の前でボケーッと見逃している自分とは違いますね、やっぱり。


店で古本市用に作った80冊ぐらいを車に積んでもらい持ち込み。解散。明日、本も入れるという。手伝いにいかなきゃ。店に戻って閉店まで雑用。


閉店後、往来座へ。おぉ、こちらもみんなで立石書店古本市用の本を値付け中。建築関係の図録とか大判の本ばっかり。それで棚を埋めるそうです。来週ある、参加者への棚お披露目会の案内に。その後、ジュンク堂へ。PR誌「書標」の原稿料として図書カードをいただいたので。ジュンクさんにいただいたものはジュンクさんにお返しするのが筋でしょう。あんまり「古本で買えば」とか考えないようにすることに。文庫から。ちくま文庫『新編「昭和二十年」東京地図』、ちくま学芸文庫『東京都市計画物語』、朝日文庫『戦後値段史年表』、中公文庫『中公文庫解説総目録 1973〜2006』を。なんかどれも読まなくていいというか、持ってるだけで安心というか。あと新書一冊。中公新書ラクレの『美しい都市・醜い都市』。で、すぐ読む用に森達也東京番外地』(森達也の本を買うなんていつ以来かしら)、宮崎哲弥×川端幹人『事件の真相!』(これはもちろん川端幹人の方で「買い」)。ついでにポプラ社の「asta*」と読売新聞の「本のとびら」をもらう。あぁ、南陀楼綾繁気分!(昔の)